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まるいすのお直し


こんにちは

前回、イベントに出店した時
思いもよらずたくさんのご注文を頂きました

気候もよくなってきたせいか
おかげさまで体調もいいので

さっそく製作に取り掛かっています


最初に取り掛かったのは
大切に使われて味のでたまるいす

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がたつきの調整と、少し低くして欲しいとのご依頼

見てみると、補強以外に金物を使っていないほぞ組みでした

事前に、ネジを使ってもいいか
ダボ埋め(ネジ頭を木の棒で隠す)をしてもいいか確認していましたが
やっぱりこの風合いを残したくて
極力ネジを使わないで直したいなと思いました


まずは分解から
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脚と座面をつないだほぞに、補強で釘が打ってありました

補強のための釘ですから、そう簡単には取れません


ここでうんちくをひとつ

大工さんがよく釘を口に加えて金槌を叩きますが
これは、釘を湿らせることで錆びやすくさせ
木材に打ち込んだ釘を抜けにくくする、という説があります
釘は錆びるとなかなか抜けないのです


やっとのことで釘が抜けたら
脚をはずして、貫の十字相欠きを直します

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木が痩せてしまったのか、欠けてしまったのか
切れ込みが深かったり広くなっていたりしたため
グラグラしていました

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のみで削って平らにして

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切り込みと同じサイズの木材を足して鉋で平らにして
貫の太さを測って相欠きをし直しました

十字相欠きがきっちりはまったら
次は座面の高さを低くします

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角度を測って、47センチから44センチに切り落とします
3センチ違うと、座った感じもかなり違いますよ


ここまではいい感じに進んでます


と、ここでいちばんの難関
座面と脚のほぞ組み

どうやって直そうか必死で考えてたあまり
ほぞの写真を撮り忘れました。。。

「座面にあけた穴に、脚の切れ込みを入れる」
と書くと簡単ですが
角度のついた脚に合わせたほぞ穴を開けるというのが
私にはまだ力が足りず。。。

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こんなふうに座面側からビスで脚を固定して
ダボ埋めすれば簡単ですが
最初に書いたように座面に穴をあけたくなくて

思いついたのが、切った脚を補強にすること

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切った脚の端材は角度が同じなので、ぴったりです

端材を脚に固定したら、端材側からビスを打って座面を固定

4箇所固定したら、ぐらつきもなくなりました


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低くなったいす


とっても硬い木材だったので、ビス打ちも一苦労でしたが
また座れるようになって、嬉しいです


「気に入ったものを直しながら大切に使う」
ご依頼主様のお役に少しは立てたでしょうか?

とてもいいお仕事をさせていただきました


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by chou-croute | 2019-04-15 15:01 | DIY・リノベーション

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